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2021.07.19
プレスリリース

古河電工の新オフィスに創設されたコラボレーションスペースに共創のもととなる発想を生む「Palette(パレット)ライブラリー」をプロデュース~会社の歴史や事業、ビジョンを、本をディスプレイして表現~

株式会社情報工場(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井徳久、以下情報工場)は、書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」で培ったキュレーションと編集の力を活かし、古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林敬一、以下古河電工)の新オフィスに設置するライブラリーのプロデュースを行いました。

コロナ禍により、リモートワークが進んでいます。リモートワークは効率的に働けるメリットがありますが、一方でひとり作業のため、人や情報との新しい出会いが減ってしまい、イノベーション創出に必要な発想やひらめきが生まれにくいという問題が起きています。
このような問題を解決するため、社員の自宅でも、思いがけない新しい情報に触れられる環境を作りたい、また、出社率が低いとはいえ人が集まるリアルのオフィスこそ、共創・協働のもととなる新しい発想やひらめきを生む場にしたいという企業が増えています。
その方法として、本が売れない時代と言われているにもかかわらず、本の効能に注目が集まり、「発想を生むライブラリー」構築に関するリアルとオンライン両方でのニーズが高まっています。

情報工場では、思いがけない情報に出会い発想を生む=セレンディピティをコンセプトに、様々な分野から厳選した書籍のハイライトを10分程度で読めるダイジェストにして配信する「SERENDIP」を運営していますが、SERENDIPへの企業からの問合せはコロナ前の5倍に増え、また、SERENDIPのコンセプトを知った企業から、リアルの「発想を生む」ライブラリー構築に関する相談は、コロナ前の3倍に増えています。

【古河電気工業株式会社様の事例】
<概要>
1.オフィス:Paletteライブラリー
・2021年7月19日、大手町の「TOKYO TORCH 常盤橋タワー」への移転を機に、訪問者も入れる協働・共創促進のためのコラボレーションスペースPaletteに、全長12メートルのライブラリーを新設。さまざまな本を集めディスプレイし、自社の歴史や事業、ビジョンを表現。
・狙いは、来社するお客様・社員ともに「古河電工って、こんなことができるのか!」と知らなかったことに気づくことで新しい発想を促進し、協働・共創のもととなるつながりやコミュニケーションを生むこと。
・古河電工が事業展開している、情報、エネルギー、モビリティ等の分野に関連する本や、理念やビジョンに通ずるテーマ(イノベーション創出やSDGsなど)についての本を陳列。

2.リモート時:オンラインで利用できるSERENDIPライブラリーを活用
・自宅からもライブラリーの本をチェックできるよう、オンラインのSERENDIPサービスを活用、SERENDIP内にPaletteライブラリー書籍一覧を掲載。クリックしてライブラリーにある本のダイジェスト*が閲覧可能。(*SERENDIPで配信した書籍の場合)
・Paletteライブラリーの本以外にも、SERENDIPで配信する様々なジャンルの書籍のダイジェストを閲覧でき、新しい発想や業務に関するヒントを得ることができる仕組み。

<イメージ>
<「Paletteライブラリー」構成>(※)
Paletteライブラリーは下記の3カテゴリでキュレーションをしました。選書にとどまらず、本の紹介POPやパネルの制作(デザイン/文章作成)も行うなど、トータルでプロデュースしています。


・「History 古河電工の歩み」
今年で創業137年を迎える古河電工の沿革をたどり、高度成長期、グローバル展開などこれまでの軌跡を表すような書籍や雑誌を選びました。
また、古河電工が大切にしている地域社会をテーマにした本や、スポンサーとして携わるサッカーやアイスホッケーの本なども配架しました。

・「Business 古河電工の主要事業領域」
ライブラリーオープン時のテーマとして、古河電工がカバーする事業領域の中から「情報」「エネルギー」「モビリティ」の3領域にフォーカスし、各産業の未来や変化の兆しを捉える本を選びました。

・「Philosophy 未来を創る古河電工のビジョン」
オープンイノベーションを掲げる古河電工らしい本を選書。イノベーション創出やデザイン思考からESG経営まで、古河電工が目指す世界を伺えるブロックとなっています。

(※)書籍は3か月に一度のペースで入替を行う予定です。

情報工場では、今後も、発想力のある組織への変革とイノベーション創出のためのサポートを行って参ります。